
*
近年「見える化」が経営手法の一つとして注目されていますが、「見える化」の前にやるべきことがあります。たとえば、大規模災害や事故が発生した時、トリアージ・タグを災害現場で使います。被災者の被災程度を黒・赤・黄・白などで識別して身に着け、見える化して被災程度の重い被災者から救出する。確かに効果はあると思います。しかし、被災者の被災程度をトリアージ・タグで見える化する前に、被災程度を「見て、見抜いて、見極める」必要があるのです。これが『三見主義』です。
問題には、「見える問題」と「見抜く問題」があります。たとえば、売上高や生産性、顧客クレーム件数などの結果系データは、「見える問題」です。結果系データだけでは、「見抜く問題」は見えず、真の問題解決には至らないことになってしまいます。
そこで「見抜く問題」として、「なぜシェアーが高いのか」「なぜ新商品の開発力があるのか」「なぜコスト競争力があるのか」という洞察が重要になります。このような本質的問題をヒモ解くと、必ずそこに存在するものがあります。それは、『人間力』の存在です。『三見主義』という行動姿勢を徹底して、問題を見て、見抜いて、見極める。そして、見抜く問題を圧倒的スピードで解決する人間力が本質的な経営改革を実現させるのだと考えます。
『三見主義』は、三現主義(現場、現物、現実)とともに現場主義を担うもので、TPM活動の基本になるものといえます。 TPMでは、全員が「改善機会」と「学ぶ機会」を得て働きがいを感じ、さらに、数多くの「改善機会」で成果をあげ達成感を体験することにより、自主自律体質が育成でき、参画型経営を実現していきます。また、生産システムに潜在するあらゆるロスゼロに挑戦することによって、従来のマンネリ体質から脱却できるようになります。なぜなら、モノづくりの原理・原則に立ち返り、「真の問題」を「見て、見抜いて、見極める」(三見主義)ことを学べるからです。
『三見主義』を徹底することで人間力が高まり、ロスゼロが実現できます。そしてさらに、参画型経営が築けるのだと信じています。
JIPMソリューション 渡辺 高志
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【関連情報】
◆ 10月21日(火)に千葉市の千葉経営者会館で『三見主義』の講演会を開催します。(入場無料)
⇒ 詳細・お申込みは こちら
⇒ <参考> 『三見主義』講演会in横浜 実施レポート (2008年6月20日開催)
◆ 『三見主義』をテーマとした書籍を11月初旬に発刊予定です。
【バックナンバー】 シリーズ 『役員が語るモノづくりの心』
・Vol.4 日本発のモノづくりブランド TPM (中野 金次郎) ・・・ 2008年7月30日 公開
・Vol.3 PDCAが持続的成長を実現させる (大崎 秀夫) ・・・ 2008年6月18日 公開
・Vol.2 真の5Sで再出発! (渡辺 高志)
・Vol.1 TPMは人づくりそのもの (中野 金次郎)
きたる2008年12月10日(水)に開催する 第1回 TPMフェア2008 『見て 触れて 体験して学べる 製造現場の人材育成ライブ 』 に関する情報をご案内します。
(最新トピックを随時追加・更新していきます)
2008年9月19日
■『製造現場の人材育成ライブ サポーター』 のスペシャルサイトを開設しました。
TPMフェア2008 『製造現場の人材育成ライブ 』のスペシャルサイトが開設されました。あわせて、同サイトより参加申込みも可能となりました。本イベントへのご参加を、ぜひご検討ください。
*スペシャルサイトへは こちら から
2008年9月10日
■『製造現場の人材育成ライブ サポーター』 が50事業場を突破しました。
TPMフェア2008 『製造現場の人材育成ライブ 』のサポーターが50事業所を突破しました。
問合せ多数につき、募集期間延長し引き続き募集中です。ご検討中の事業所の方は是非よろしくお願いいたします。
*サポーター登録事業所は こちら から
*サポーター登録の詳細は こちら から
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【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社JIPMソリューション カスタマーサービスセンター
TEL:03-6409-0353 FAX:03-6409-0366
E-mail:center@jipms.jp
JIPMソリューションは「機械保全技能検定試験」の問題集・参考書を発刊しました。前年度の出題をベースに内容を約3割見直し、今回の受検対策をより意識した内容になっています。
お申込みはJIPMソリューションのインターネット書店エンジニア・レスキューで
●機械保全の傾向と対策〔学科編・機械系保全作業〕
学科試験の範囲と基準の細目内容を完全収録!
各章の始めに出題の傾向と学習ポイントを、各章の終わりに厳選した実力確認テストと解答・解説を収録!
A5判/約420頁 定価2,415円(税込み)
●機械保全の傾向と対策〔実技編・機械系保全作業〕
過去の出題をもとに今年度の予想問題を解答・解説付きで掲載!
A5判/約340頁 定価2,835円(税込み)
●機械保全の傾向と対策〔電気系保全作業〕
実技試験の作業に関する写真を掲載!
学科試験の範囲と基準の細目内容を完全収録!
各章の始めに出題の傾向と学習ポイントを、各章の終わりに厳選した実力確認テストと解答・解説を収録!
A5判/約550頁 定価2,835円(税込み)
●機械保全の傾向と対策〔設備診断作業〕
各章の始めに押さえておくべき学習ポイントを、各章の終わりには厳選した実力確認テストと解答・解説を収録!
JIPMソリューション 機械保全技能編集委員会編
A5判/約356頁 定価2,625円(税込み)
●受検ガイドブック 学科問題集
2007年度の実際の試験問題と解答を掲載!
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関連商品
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2005~2007年度の過去3年間に実際に出題された300問とその解答・解説をもれなく掲載。過去の出題傾向と自分の実力の把握に最適の書。【2008年度新刊:10月下旬発売予定】
◆学習ソフトウェア
『Win道 機械保全に挑戦!』 2,625円(税込)
機械系・学科の過去問題を徹底分析、独自の予想問題を追加収録した学習支援ソフト。毎回ランダムに○×式25 問、4択式25問を表示。9月22日より受検サポートサイトにてダウンロードサービスを開始(ダウンロード版・個人ユーザー向けのみとなります)。
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過去の出題傾向に沿った50問のテスト3回で実力を判定。テストの結果をもとに強み・弱みをフィードバック。受検の際に知っておかなければならないことをまとめた「機械保全技能検定 受検の手引き」も同梱。【9月より開講】
機械保全に関する情報は機械保全受検サポートサイトまで
【本件に関するお問い合わせは】
株式会社JIPMソリューション
カスタマーサービス本部 出版・教材開発事業部 営業販売グループ
TEL:03-6409-0353 FAX:0120-097-580
E-mail:e-rescue@jipms.jp
JIPMソリューションは、「3Dデジタル現場力 ―製造現場の力を引き出す軽量3DデータXVL」を発刊しました。これからの製造業において、3D CADはもはや設計だけのものではありません。製造現場をはじめとする川下の工程で、いかに3Dデータを有効活用していくかの勝負になるといえます。そこで本書では、トヨタ自動車、シンテックホズミ、ブラザー工業、日本電子、新潟原動機、アルパインプレシジョン、東京エレクトロンAT、デジタル総研、JAXA、岩手県北上市の実例を紹介しながら、3Dデータを軽量化する技術XVLの特徴と可能性を紹介します。
お申込みはJIPMソリューションのインターネット書店エンジニア・レスキューで
■価格:1890円(税込み)
■仕様:220ページ
■A5判並製
■著者:鳥谷浩志(ラティス・テクノロジー・代表取締役社長)
【主要目次】
第1章 製造業デジタル化への機運
第2章 製造現場の抱える課題
第3章 進化したモノづくりデジタル情報技術
第4章 デジタル情報を利用したモノづくり改革
第5章 製造業が求めるソリューション
第6章 まず3Dデータを配ること:日本電子
第7章 3Dから4Dへ XVLで「見える化」し、さらに「魅せる化」する:新潟原動機
第8章 3Dによる現場改革の実際:新潟原動機
第9章 デジタル情報を活用した図面レスと帳票レスの実現:アルパインプレシジョン
第10章 製造現場主導の3D活用:東京エレクトロンAT
第11章 3Dデータを利用したドキュメント制作の実際:デジタル総研
第12章 国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟を支える3Dモデル検索インターフェース:JAXA
第13章 3Dデジタル現場力を引き出すには
【本件に関するお問い合わせは】
株式会社JIPMソリューション
カスタマーサービス本部 出版・教材開発事業部 営業販売グループ
TEL:03-6409-0353 FAX:0120-097-580
E-mail:e-rescue@jipms.jp
TPMは国や業種を問わず数多くの企業に導入され、事業所ごとにそれぞれ特徴ある活動が展開されています。はたして、隣の工場はどのように活動を進めているのか? 気になるところです。
そこで、ホームページでTPM活動の概要を紹介している企業様にスポットをあて、許可をいただいたうえで、その内容を紹介します。 また、実際に工場を訪問しインタビューした内容もレポートします。
第2回は、神奈川県(本社工場 他)と山口県(山陽工場)に生産拠点を展開されている日鍛バルブ(株)様のご紹介です。
【 日鍛バルブ株式会社 様】
*写真は今回インタビューさせていただいた皆さんです。
左より、安藤奉夫 氏(NPM推進室 室長)、桐山幹男 氏(常務取締役 製造統括部長)、伊藤広生 氏(総務部 主任)
■ホームページ紹介 (TPM活動の紹介ページ) http://www.niv.co.jp/npm_houshin.html
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ホームページでは、TPM活動(NPM活動 *)の概要を5つのページに分け、わかりやすく紹介されています。
* NPM活動とは
NPMは、Nittan Total Production Management(Maintenance)の略で、日鍛バルブのTPM活動をNPM活動と呼んでいます。またNPM-21A活動は、TPMでのPart-Ⅲ活動の位置付けで、21世紀に繁栄させる為の活動として命名し、現在活動されています。
・NPM活動方針の位置付け
日鍛バルブ様では、中期経営方針の計画目標を達成する手段としてNPM活動(TPM)を位置づけておられます。このページでは、会社の経営理念と方針管理体制、NPM基本方針のつながりを紹介されています。
・NPM‐21A活動のめざす姿
NPM活動の現在のステージがNPM-21Aです。このページでは「NPM-21A活動」のめざす姿、これまでの活動とのつながりを紹介されています。
・NPM‐21A活動 トピックス
活動を推進・活性化するための施策(指導会・自慢会・工場見学会)を紹介されています。
・NPM活動の推進体制
推進体制の概要、活動の中核をなす7本柱(専門分科会)について紹介されています。
・NPM活動のあゆみ
これまでのTPM(NPM)の歴史を活動ステージごとにまとめ、各ステージの「ねらい」、「キーワード」を紹介されています。
■インタビュー(抜粋)
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2008年8月6日(水) 本社工場へ訪問し、TPM活動へのこだわり、活性化の工夫などを伺ってきました。
Q) 現在の活動のベースが1995年から始まっています。長続きの秘訣は?
A)
やはり一番大きいのはトップのTPMを続ける熱意だと思います。TPMを導入した時期を起点とすると、今の高橋社長は4代目のトップという事になります。1995年のTPM再キックオフ時の活動をNPMパートⅠと位置づけて以来、現在のNPM21-Aへとステップ・アップしてきた訳ですが、TPMを経営目標達成のための基盤ツールとして位置づける精神は脈々と受け継がれています。
また、JIPMソリューションのコンサルティングも毎月受けていますが、社長がその場に立ち会えるように日程調整しています。活動に対するトップの姿勢を示すという意味でも、とても大切なことだと考えています。
Q) NPM21-A活動では、『「弾力ある強い会社」と「人づくり」の実現』をめざす姿とされています。
その具体的なビジョンは?
A)
・弾力ある強い会社
いかなる環境変化にも柔軟に対応できる生産基盤を確立することが基本コンセプトです。そしてその具体的方向性を、『セイ流化』というキーワードで表現しています。生産部門の改善・革新、技術・技能の伝承ということがベースにありますが、「受注環境でのセイ流化」すなわち、受注から出荷に至るまでの一連の流れを捉えた全社・全部門体制でのムリ・ムラ・ムダのないミニマムコストのモノづくりを目指しています。
・人づくり
NPM活動のねらいは最終的には人づくりにあります。現在、工場の取り組みで特に力を入れているのが『オペレーション・エンジニア』の育成です。「改善なくして維持・向上できない」という思想のもと、担当業務の改善を進めることが「仕事」だといつも言っています。
JIPMがオペレ-ター向けに実施する自主保全士検定試験も、当社が進める 『オペレーション・エンジニア』とよくマッチしており、積極的に活用しています。
また、全社的な人材育成の取り組みについては、階層別の役割・必要能力を明確化し、各自のキャリアプランと連動した計画的な教育実施を実現しています。また、最近は生産のグローバル化とともに海外工場からの研修受け入れが増えています。今後の課題として海外研修生の受け入れ体制の一層の整備が必要と考えています。
Q) 活動を活性化するための施策は?
A)
・社長自慢会
ホームページでも紹介している 「社長自慢会」という当社独自の仕組みがあります。社長をはじめとした役員・経営幹部に現場に出向いてもらい、彼らを前に自慢の改善をPRするというもので、東西の両拠点でそれぞれ年2回実施しています。
完結した改善テーマをストーリーにそってプレゼンテーションする全社発表会も年1回実施していますが、「社長自慢会」では現地・現物での内容紹介とともに、サークルの "改善に対する想い"もPRしてもらいます。両者の比較で言えば、「社長自慢会」はやや気軽な雰囲気で運営していますが、社長に感動を与えた発表には「社長賞」が授与されるので、皆張り合いを持って取り組んでいます。
各サークルにとってみれば、日々のTPM活動に対して評価を得られる場が2つ(社長自慢会 & 全社発表会 )あることになり、結果として活動の活性化にとても役立っています。
・改善提案制度
人づくりのところでも触れましたが、当社には改善は仕事そのものというカルチャーがあります。従って、改善提案に関してもハイレベルな目標設定をしています。例えば、工場での1人当たり提案目標件数は、現在年間72件としています。提案の件数は、自分たちで実施してはじめてカウントされるのですが、年72件というと、月6件、毎週1件以上の改善を実施しないと追いつきません。厳しい目標設定ですが、きっちりとクリアーしてくれています。
なお、費用や技術の関係で自分たちでは実施できない改善案は「考案」と呼んでおり、「提案」とは区別して評価しています。
■「舶用部品工場」見学 ・・・ 船舶用エンジンバルブ製造
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*写真は今回取材に応じていただいた舶用部品工場の皆さんです (工場長活動板の前で)
■最後に
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夏休み前のなにかとお忙しいタイミングで押しかけたにもかかわらず、皆さん、とても真摯にTPMに対する想いを語っていただきました。 うかがったお話は沢山ありましたが、全体を通じて特に印象に残った点は、活動に対する一体感と改善マインドの高さです。改めてTPMの良さを確認できた会社訪問でした。
ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました! (JIPMソリューション 広報担当 F.K)
◎ 『TPM推進企業のホームページ紹介』 バックナンバーは こちら
JIPMソリューションは、月刊『TPMエイジ』9月号(36ページ・定価500円【税込み】)を発刊しました。今月の特集は『2008優秀設備改善事例集 Vol.2』です。8月号に続き、全国で行われたTPM地区大会の優秀改善事例から、編集部が厳選した3つの事例を紹介します。
■巻頭カラー
日本のモノづくり遺産 自動車製造・組立ライン
TPMサークル探検隊 ミクニ・相良事業所
リフレッシュ・ヨーガ スキのポーズ
■特集
「2008優秀設備改善事例集 Vol.2」
・「停まらないM/Cづくり」を目指して 夏目充(横浜ゴム)
・FMEAで進めた故障ゼロ活動 土淵潔(ヤマウチ)
・第2押出し工場 キズ・ヘコミ不良の低減 中山寛規(三協立山アルミ)
■連載&コラム
・現場の原点は理科にあり(第6回) エネルギー保存の法則
・SFと科学のはざま(第6回) レベルIV並行宇宙/『灼眼のシャナ』
・静電気べからず集(第6回) 放電現象編
・マンガで学ぶTPM 基礎編(第6回) インディ気分で初期清掃
・2008年度 機械保全技能検定の対策問題(第89回) チャレンジ!技能検定問題
・モーレツ! 川柳道場・今月の占い他
・読者プレゼント 「リズム天国ゴールド」