【企業事例】 TPMフォローアップ研修で若手・中堅社員のモチベーションが向上 - コラム&事例 l 株式会社JIPMソリューション (JIPM-S)
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【企業事例】 TPMフォローアップ研修で若手・中堅社員のモチベーションが向上

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社員研修事例・東邦チタニウム(株)様=目次=

1.会社プロフィール、TPM活動の足どり
2.研修概要、プログラム
3.TPM推進室へのインタビュー (背景、プランニング、研修の効果・反響)
4.受講者へのインタビュー  (研修後の感想)

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 1.会社プロフィール、TPM活動の足どり

 東邦チタニウム株式会社は、1953年に金属チタンの製造メーカーとして操業を開始。 以来、絶え間ない技術開発で業容を拡大し、チタンの総合メーカーとして幅広い事業を展開している。TPMは、電材事業および触媒事業が2000年から01年にかけて活動をスタート。その後チタン事業へと拡大し、現在ではグループ会社のトーホーテック(株)を含む全社体制で推進している。 

【会社概要】
 ・本社所在地: 神奈川県茅ヶ崎市
 ・事業内容: ①チタン事業 (スポンジチタン、チタンインゴッド、高純度チタン)
         ②機能化学品事業
           触媒 (プロピレン重合用触媒)
           電子部品材料 (高純度酸化チタン、超微粉ニッケル)
 ・製造拠点: 茅ヶ崎(神奈川)、日立(茨城)、黒部(富山)、八幡、若松(ともに福岡)
 ・従業員数: 約859名 (連結、2009年9月30日現在)

【TPM優秀賞 受賞歴】
 ・2003年: 東邦キャタリスト(株) 黒部工場 [第2類]  
 ・2004年: 電材事業部 [第1類] 、 東邦キャタリスト(株) 茅ヶ崎工場 [第1類]
 ・2006年: チタン統括本部 技術開発センター 管理間接部門 [第1類]
 ・2007年: 東邦キャタリスト(株) [特別賞]
※東邦キャタリスト(株)は、2008年4月に東邦チタニウム(株)と合併し、電子部品材料事業と統合して機能化学品事業本部となる。

 

 2.研修概要、プログラム

 入社10年目までの全社員が対象。社歴4年前後で若手層・中堅層の2グループに分けて実施。TPMの基本思想・進め方のポイントを学びながら、自身のモチベーション向上につなげる内容になっている。研修は本社で行ない、他拠点(日立、黒部、八幡、若松の4工場)の対象者は、テレビ会議システムを通じての受講となる。

 ・テーマ: TPMフォローアップ研修 『若手社員コース』、『中堅社員コース』
 ・対象者: 約320名(若手社員コース:約200名、中堅社員コース:約120名)
 ・研修期間: 2009年10月~2010年3月 (各コース毎月1回開催)
 ・講師: 中嶋 清一 (JIPMソリューション マスターTPMコンサルタント、TPM優秀賞 審査委員)
      ※中嶋清一のプロフィールは こちら (PDFデータ、約490kb)

『TPMフォローアップ研修』プログラム

■ 講義風景
【左】 講師の中嶋清一 (TPMの創始者)、  【右上】グループ討議の発表の様子、  【右下】遠隔地の受講者はテレビ会議システムで研修を受ける。お互いの様子はモニターで確認できる
 ※取材当日の12月18日は、第3回の『中堅社員コース』を実施。受講者は20名

 

3.TPM推進室へのインタビュー

 全社のTPM活動を統括し、この研修の責任者でもあるTPM推進室 主任技師の一杉(ひとすぎ) 好一さんに話を伺った。

■ 背景
 TPMを導入して10年近くが経過しましたが、将来にわたって根付かせていくには、TPMの思想そのものをきっちり伝承し続けることが重要だと考えています。 一方、入社年次の浅い層には、導入時の実体験がないため "TPMで職場がどう変化したか" の実感を伴わない人もおり、本質的なTPMの理解をさらに徹底する必要がありました。

 リーマンショックに端を発した世界不況の影響で経営環境が厳しいタイミングでしたが、「こういう時期だからこそ、教育で社員の実力とモチベーションを高め、業績向上に結びつけよう」という担当役員である加古常務の後押しを受け、今回の研修を企画することになったのです。

■ プランニング
 対象者は、次世代を担う若手・中堅社員を想定し、製造系だけに拘らず入社10年目までの全社員と決め、入社年次で2コースに分けました。また、TPMの基本思想を学ぶことが大きな目的ですので、講師はTPMの創始者である中嶋清一先生にお願いすることにしました。

 JIPMソリューションの担当者からは様々な提案をしてもらいましたが、特にプログラム作りでは講師を含めた三者でじっくりと練り上げることができました。結果、3度のグループ討議を含む非常に密度の濃いプログラムが完成し、大変満足しています。

 運営上の工夫としては、数多い対象者全員に受講してもらうため、半年の間に6回の機会を設けることで予定を立てやすくしました。また遠隔地の受講者は、社内のテレビ会議システムを通じて研修に参加するようにしました。研修での活用は初めてでしたが、予想以上にスムーズなオペレーションができ、移動のための費用や時間が大幅に節約できました。

■ 研修の効果・反響
 ねらいとした"TPM基本思想の理解"や"モチベーションの向上"は、研修後の社員との対話や仕事ぶりから、想定通りの効果が出ていると判断しています。なお、研修コ-ス毎の特徴としては、若手層には「自ら学ぶ意欲が醸成された」、中堅層には「後輩の育成に関して課題認識が持てた」 という声が多く聞かれました。

 当社では2010年4月に本格稼動する若松工場の関係もあり、この2,3年採用を増やしてきましたが、途中入社の社員には集合教育型のTPM研修の機会が殆どありませんでした。彼らに改めて教育の場を設けることができたことも、TPM推進室としては有意義でした。当事者の皆も喜んでくれているようです。

 また、JIPMソリューションと共同で研修プログラムを開発できたことも大きな成果です。当社のニーズに合わせた教育プランを提案してもらえるのは、講師派遣研修の大きなメリットだと思います。教育は継続してこそ意味がありますので、新年度(2010年4月~)のTPM教育も下打合せを始めたところです。

 

4.受講者へのインタビュー

既に受講を終了した4名の方に研修後の感想を伺った。(主な要旨を以下に記載)

・TPMの全体像がはっきりし、自分が関わる一つひとつの事柄との関連が明確になった。
・会社を良くするためになすべきこと、その中の自分の役割を改めて自覚した。
・担当業務とTPMは別物という気もあったが、本来のTPMは業務と一体になったものだと分かった。
・製造系の仕事でなく活動の意味合いも曖昧に取り組んでいたが、今後の方向性が見えてきた。
・ロスに対する意識づけができた。(ロスに対する感受性があがった)
・TPMは形ではなく、ひとつひとつの仕事を改善していくことだと気がついた。
・TPMは自分達の仕事を楽にするものだと分かった。
・部門を越えたディスカッションを通じて、改善のヒントが得られた。
・グループ討議を通じて、他部署の仕事内容や苦労がよく分かった。
・研修の機会を与えてもらったこと自体が嬉しかった。

 

 

◇ 今回のインタビューに協力いただいた皆さん

左から、角田真知子さん(社長室)、谷後真奈美さん(知的財産部)、梶野正和さん(チタン製造部)、一杉好一さん(TPM推進室 主任技師)、木村辰男さん(設備技術部)

※研究開発棟の屋上にて。天気の良い日は後方に富士山がよく見えるそうです。

 

 

 

  

※ 東邦チタニウム(株)様の関連記事: TPMサークル探検隊 (取材:2008年7月)

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